【男性ホルモン】テストステロンが高いと髭が濃くなる?-身近な疑問を医師が解決!

この記事を書いた医師

山東 典晃

Noriaki L. Santo

山東 典晃

Noriaki L. Santo

医師

筑波大学医学群医学類卒業。国立病院機構機構東京医療センター泌尿器科に入局、埼玉医科大学国際医療センター泌尿器科助教を経て、現在、東京医療センター臨床研究センター研究員。ハーバード大学 ICRT Program 修了。

男性ホルモン【テストステロン】の量が、髭の濃さに関係する?

 そんな話をきいたことがる方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、テストステロンをはじめとする男性ホルモンは、男性らしさや男性としての活力を担うホルモンであり、男性の象徴のひとつである【髭】とも関係がありそうです。

【男性ホルモン】テストステロンと髭の関係

 実際、テストステロンはある程度ひげの形成に関係しています。テストステロンが 5αレダクターゼという酵素と反応するとジヒドロテストステロンとなり、ジヒドロテストステロンが顔に分布する毛包に作用することによってひげの成長を促進させますが、そもそも毛包がどの程度ジヒドロテストステロンに対して敏感に反応するかは遺伝で決まる要素のほうが強く、男性ホルモンの量とはあまり関係しません。ちなみに、ジヒドロテストステロンはひげの成長を促進する一方で頭髪の脱毛を進行させてしまう物質です。ジヒドロテストステロンについて詳しくはこちら

通常、ひげは30歳になるまでにどの範囲までひげが生えるかが遺伝的に決定するので、思春期や20代ではまだどの程度ひげが生えそろうのかは確定的にはわかりません。また、ひげの生え方は人種でも差があり、中東系の人種のほうが他の人種と比較して太いひげを生える、白人男性と比較して中国人男性のほうでひげが少ないなどの報告があります。

結論: テストステロンと髭の濃さには、大きな関係はない

結局のところ、ひげの生え方は遺伝的な要素が極めて強く、効果的にひげを伸ばす科学的な根拠を伴う方法はあまりないと言えます。強いて言うのであれば、テストステロンは夜間に寝ている間に分泌されるため適切な睡眠を取る、亜鉛など毛の育成に必要な微量元素を含むバランスのよい食事をとる、禁煙をする、ストレスを減らして脱毛を減らすなどの方法がある程度でしょう(ただし、これは頭髪については証明されていますが、ストレスを減らすことでひげの脱毛を予防できるかどうかはまだ明確に示されていません。

当院では上記以外にもテストステロンにまつわる相談、あるいは病的なテストステロン低値の方に対するテストステロン補充療法などを行っています。その他薄毛治療なども随時対応しておりますのでお気軽にご相談ください。

参考文献一覧

The male beard hair and facial skin – challenges for shaving

Hair and stress: A pilot study of hair and cytokine balance alteration in healthy young women under major exam stress

クリニックTENは渋谷駅前のクリニックです

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