痒疹

痒疹とはなにか

 痒疹(ようしん)は別名ストロフルスともいい、強いかゆみがあり虫さされのようなプツプツ(丘疹)がたくさんできる皮膚の病気です。原因ははっきりと分かっていませんが、虫さされがきっかけとなったり、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性の病気が関係して起こったりするといわれています。

 痒疹には、5歳以下の子どもに多い1週間程度で治るタイプ(急性)と、何か月も治らずに皮膚が変性してしまうタイプ(慢性)に大きく分けられます。慢性のものは、皮膚がごわごわとして厚く硬くなる多型慢性痒疹、茶色く硬いイボのように変わる結節性痒疹に分かれます。

痒疹の症状とその特徴

 痒疹の症状は赤いポツポツが全身にできることですが、なによりもかゆみが強いことが特徴です。かゆみに耐えきれず掻いてしまった結果、より症状が悪くなってしまうことが多いとされます。慢性のタイプは、結節というイボのようなものができることがあります。このイボとそれにともなうかゆみはなかなか治らず、数か月から数年続く場合があります。

痒疹の治療と注意点

 痒疹の治療としては、ステロイドの塗り薬と、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬という飲み薬を使うことが多いです。イボがなかなか消えない場合には、液体窒素を使ってイボを凍らせて取り除く方法を行うことがあります。

 日常生活では、かゆみが悪化しないように皮膚になるべく刺激を与えない、またかゆくても掻きむしったりしないように意識しましょう。

痒疹は人にうつりますか?

 痒疹は、強いかゆみによって皮膚をかきむしってしまい皮膚がはがれるなどして、伝染性膿痂疹(いわゆる「とびひ」)を発症する場合があります。痒疹自体は人にうつりませんが、とびひになってしまうと、人にうつる可能性がでてきます。

まとめ

  • 痒疹は強いかゆみがあり、体中に赤いプツプツができる。
  • 子どもに多い1週間程度で治る急性のタイプと、長引く慢性のタイプがある。
  • 痒疹はとにかくかゆい。
  • 長引くとイボ(結節)ができることがある。
  • ステロイドの塗り薬とかゆみを抑える飲み薬を使うことが多い。

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