ガウディスキン

我々はいきなり GAUDISKIN® をおすすめしたりすることはありません。

美しい皮膚を保つために様々なビタミンや水素、幹細胞エキスなどが配合された門外不出の秘伝の点滴レシピなどは必要ありません。数々の研究で皮膚を美しく保つ確固たるエビデンス (医学的根拠) は出尽くしており、①皮膚の老化予防のためのビタミンA の外用 ②シミに対するハイドロキノンの外用とトラネキサム酸の内服 ③シワ・シミ予防のための IPL フォトフェイシャルレーザー、これらは米国皮膚科学会でも美しい皮膚を維持し、ひいては日常生活の質を高めるために強く推奨されています。

当院で扱っている GAUDISKIN® はこのうち①と②をカバーし美しい皮膚を取り戻し保ち続けることのできる、日本人による日本人のための素晴らしい製品ですが、我々は安易に GAUDISKIN® を皆様におすすめすることはいたしません。ビタミン A は皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を改善し、若々しい皮膚を保つために重要な役割を果たしますが、肌トラブルのお悩みで来院される方の殆どはまだ保険適応内でできるターンオーバーの改善が十分に行っておらず、いきなり GAUDISKIN® を始めても効果が十分に発揮できないからです。

当院では医師の丁寧なカウンセリングのもと、すぐに GAUDISKIN® の治療に入るかどうか、それともまずは保険診療内の処方薬でターンオーバーを改善し尋常性痤瘡 (ニキビ) などのできにくい肌の土台を作り上げてから開始すべきか判断し、患者さまの肌のポテンシャルを最大限に引き出せる治療法をご提案いたします。

仮にニキビのできやすい肌質であると判断した場合は GAUDISKIN® による治療に入る前に強力なビタミンA誘導体かつ保険診療として使用可能なアダパレンを用いて、いわゆる短期間に肌質を改善する therapeutic (セラピューティック) として肌全体をニキビのできにくい肌に置換したのちにGAUDISKIN® での治療をご案内する場合もございます。

クリニックTEN における GAUDISKIN® 治療の流れ

GAUDISKIN® の治療の根幹をなすのはピュアレチノールとパルミチン酸レチノールと呼ばれるビタミンA誘導体で、これらを日々肌に補充することで肌を美しく保つことができます。一般的にピュアレチノールは攻めのレチノールと言われターンオーバーを改善させることで皮膚の新陳代謝を改善させ、パルミチン酸レチノールは守りのレチノールとして肌の保湿やシワ・シミの予防に大きな効果を果たします。GAUDISKIN® による治療で最も重要なのはこれらのピュアレチノールとパルミチン酸レチノールを含む「デュアルレチノプラス」の適正量を見極め、それを副反応やダウンタイムなく使い続けられるようにするように丁寧に肌のコンディションを整えていくことにあると言っても過言ではありません。以下に一般的な治療の流れをご説明します。

①インナーモイスト TA ローションを導入する。

どんな皮膚状態であれ、保湿は基本にして最も重要な要素のひとつです。インナーモイスト TA ローションは極めて保湿力の高いヒト型セラミドを主成分とし、化粧水なのに顔につけても下にたれないほどの吸い付くような保湿力に皆さま驚かれることでしょう。最初の2週間程度はこのインナーモイスト TA ローションのみから治療を開始することがほとんどですが、美白効果のあるトラネキサム酸、抗炎症効果のあるグリチルリチン酸ジカリウムなども配合されており、最初の2週間で既に肌質の改善を感じられる方が大半です。これにより後に続く各種薬剤が効果的に浸透する皮膚の土台を作り上げます。

② HQ クリアを導入する。

ビタミンAもシミに効果がありますが、最も直接的にシミの改善に効果があると証明されているのがハイドロキノンの外用です。HQ クリアは日本人の肌に合わせてハイドロキノンを 4% 配合し、そこにピーリング剤であるグリコール酸を配合することにより表面の角質を効果的に取り除きシミの原因となるメラニンを抑制しシミや肝斑を予防・改善してくれます。ただし、ハイドロキノンはおよそ100人に1人程度でアレルギー反応が認められるため、当院では少量のお試し用 HQ クリアをお渡しし、アレルギーが出ないことを確認して本格的な仕様を開始しています。

仮にアレルギーが出てしまい HQ クリアが使用できない場合は後述する tout vert の VCH-100 という脂溶性ビタミン 100% 製剤を代替して使用します。また、長期使用で発がん性の可能性が報告されており、基本的に3-6ヶ月の使用後3ヶ月のダウンタイムをおいており、その際も VCH-100 を代替として用いることがあります。

③デュアルレチノプラスを導入する。

インナーモイスト TA ローション、HQ クリアときたら、いよいよ GAUDISKIN® の要となるデュアルレチノプラスを導入します。デュアルレチノプラスはターンオーバーを亢進させるピュアレチノールと保湿やシミ・シワ予防に効果を発揮するパルミチン酸レチノールをあわせたもので、個々人で適正量が大きく異なるので肌の薄皮が剥ける、皮膚が赤くなるなどのいわゆるビタミンA反応と呼ばれるダウンタイムの原因となるものを起こさないギリギリの量を見極めて、一度その量を決めたらそれを永続的に使用することによって若々しい肌を得てそれを維持することができます。この適正量は個人差が極めて大きく、0.5プッシュの方もいれば2ブッシュでも大丈夫な方もおり、医師の丁寧な診察でその適正量を見極めるのが一番重要なポイントであると言えます。

どれだけビタミンAに強い人でも開始直後は頬が少し赤くなったり、口の周りなど皮膚が薄い部分の皮が少しめくれて一時的に「粉吹き芋」のような状態になったりますがそれは通常1-2週間で収まりますのでご安心ください。逆にそのような症状が出ない場合は量を少しずつ増やしていき、ビタミンA反応が出ないギリギリの量を探って自分に合ったデュアルレチノプラス量を見つけていくことになります。

仮にデュアルレチノプラスではビタミン A 反応が強すぎて適正量を使用できない場合は、ピュアレチノール・パルミチン酸レチノールそれぞれが半量になったデュアルレチノライトという商品もございます。

④オプション: tout vert nanoemulsion を導入する。

GAUDISKIN® シリーズではありませんが、デュアルレチノプラス使用後にやや乾燥感を訴える方が時折見受けられ、その場合はインナーモイスト TA ローションと同様にヒト型セラミド100% を使用した tout vert の nanoemulsion という製品をおすすめすることもあります。こちらはインナーモイスト TA ローションとは異なり、手に出した際は完全な液体ですが顔に塗るとモチモチとしたテクスチャになるという不思議な商品でデュアルレチノプラスを使用した後の肌を強力に保湿してくれます。

⑤オプション: tout vert VCH-100 を導入する。

同じく tout vert より、ハイドロキノンアレルギーがあり HQ クリアが使えない方にはハイドロキノンと同じくらい強力な美白作用を持つ脂溶性ビタミンC 100% 配合の tout vert VCH-100 をおすすめしております。これは単体では完全な油であり基本的には tout vert nanoemulsion に3滴程度垂らして混ぜることで使用します。

ビタミン C は水溶性、脂溶性、そしてその双方の特徴を持つアプレシオという形態がありますが、水溶性ビタミン C がかなり肌への刺激性が強い一方で脂溶性ビタミンはビタミンA を補充している肌にも刺激感が少なく使用でき、かつおおよそ SPF 20 程度の日焼け止め効果もありハイドロキノンアレルギー以外の方でも HQ クリアのダウンタイムの際にも使用を推奨しております。

⑥オプション:エクラリバイブを導入する。

GAUDISKIN® シリーズの保湿、美白、シミ・シワ改善効果をさらに高めたい方にはエクラリバイブという製品を追加することもできます。これは、他の化粧品ブランドでは単体で主役級を張れる保湿用のヒト型セラミド、美白効果のあるビタミン C の特殊形態であるアプレシオ、そして更にシワ・シミ予防のパルミチン酸レチノールなどを上乗せした、いわゆる「全部のせクリーム」でありGAUDISKIN® シリーズの効果をさらに相如的に高めることができるでしょう。

⑦オプション:スムースクレンズを導入する。

原則として GAUDISKIN®を使用する際、基本的には洗顔後に使用していただくことになりますが、この時に超敏感肌の方でも使用できる洗顔料としてスムースクレンズがあります。「こすること」は肌のバリア機能を傷つけ、肝斑をはじめとした様々な皮膚トラブルの大本になる行為ですが、このスムースクレンズは極めて摩擦力が低く「こすることができない」洗顔料となっており、成分も余計なものは洗浄成分以外一切含まずしっかりと肌を洗浄することができます。

GAUDISKIN® シリーズと ZO SKIN HEALTH® (ゼオスキンヘルス®)、ENVIRON® (エンビロン®) の違い

近年、ビタミン A のターンオーバー能力を美肌治療に応用しようとドクターズコスメと呼ばれる医師の診察のもと使用される基礎化粧品のブランドがいくつか設立され、美容皮膚科領域でも肌治療の本流のひとつとなっています。

代表的なものとして、ZO SKIN HEALTH® (ゼオスキンヘルス®)、ENVIRON® (エンビロン®) などがあり、多くの効果を上げていることからSNSなどでも拡散されており、ご存知の方々も多くいらっしゃることと思います。一方でこれらは海外発祥のブランドであり、基本的に欧米人向けに設計されているため、「角質が薄い、バリア機能が弱い、真皮が厚い、皮脂が多い、アレルギーが多い」という日本人には副作用が起こりやすく、時として治療どころかひどい肌ダメージを与えてしまう結果となる場合も多くありました。

そのような状況を打破しようと神戸の水口敬先生が日本人による日本人のためのドクターズコスメとして開発されたのが GAUDISKIN® (ガウディスキン®) シリーズであり、徹底的な品質管理のもと、他の製品と違い日本人の肌に最適化されダウンタイムなく長期に使用することが前提の基礎化粧品として注目を集めています。

ZO SKIN HEALTH® も ENVIRON® のいずれも一時的に極めて美しい肌を手に入れることができます。しかし、肌質の改善は一時ではなく長い人生をかけて継続すべきものであり、長く無理なく続けることができ、なおかつ最大限の効果を得ることが出来る基礎化粧品として、クリニックTEN 渋谷では GAUDISKIN® (ガウディスキン®) を強くおすすめしております。

料金説明 (すべて税込み価格)

  • 美容皮膚科初診料 2,750円
  • 美容皮膚科再診料 1,100 円
  • インナーモイスト TA ローション 6,600 円
  • HQ クリア 9,900 円
  • デュアルレチノプラス 8,580 円
  • デュアルレチノライト 8,360 円
  • エクラリバイブ 19,800 円
  • スムースクレンズ 5,720 円
  • tout vert nanoemulsion 3,060 円
  • tout vert VCH-100 4,740 円