ベーチェット病

ベーチェット病とはなにか

 ベーチェット病は、詳しい原因は分かっておらず、自己免疫の異常によって全身の臓器が攻撃されることで起こります。全身の臓器が攻撃されるので、様々な症状が出ます。全身の様々な症状が中心のベーチェット病ですが、中には、腸管の症状が強い腸管ベーチェット病や、神経の症状が強い神経ベーチェット病という特殊なものがあります。これらの特殊なタイプは症状が重くなりやすいという特徴があります。

ベーチェット病の症状とその特徴

 ベーチェット病の主な症状には、繰り返す口内炎、眼の症状(目の痛み、充血、まぶしさ)、皮膚の症状(赤くて硬い、痛みのあるできものがで得る)、外陰部(男性の陰嚢など)に生じる痛みのある潰瘍があります。これらに加えて、中枢神経(脳や脊髄など)の症状、腸管など消化器の症状、血管の症状、関節炎、精巣上体炎などがあります。

ベーチェット病の治療と注意点

 原因が分かっていない部分が大きいため、根本的な治療よりは、出ている症状を抑えるための薬を使った治療が中心になります。自己免疫の病気なので、薬が中々効かない場合は、強力な生物学的製剤という薬を使うこともあります。薬以外の部分では、寒さにさらされること、疲労、ストレス、感染、けがなどは悪化する原因なので避けるようにしましょう。

 腸管ベーチェット病などの特殊なタイプでなければ、治ることは見込みにくいですが、亡くなってしまうほど悪化することは少ないです。しかし、良くなったり悪くなったりをくり返すうちに、眼の症状が失明につながってしまうことも知られており、適切な治療を継続して受けることが大切です。

まとめ

・ベーチェット病は自己免疫の異常で全身の臓器が攻撃されることで起こります。
・腸管ベーチェット病や神経ベーチェット病などの特殊なタイプがあります。
・症状は主症状と副症状に分けられます。
・根本的な治療ではなく、症状を抑えるための薬による治療が行われます。

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