内容監修
草壁 広大
KODAI KUSAKABE
草壁 広大
KODAI KUSAKABE
医師/日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
東京慈恵会医科大学医学部を卒業、国立病院機構 東京医療センターでの初期臨床研修を経て、東京慈恵会医科大学 産婦人科学講座に入局。産婦人科専門医を取得後、同講座の助教を経て、現在は千葉西総合病院産婦人科に勤務。当院では婦人科診療全般の監修および毎週火曜の婦人科外来を担当。
月経困難症とはなにか
月経困難症とは、月経に伴って生じる様々な症状により生活に支障が出ている状態のことを言います。身体的な原因、病気が存在しないのにもかかわらず症状が出る「機能性月経困難症」、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などの婦人科疾患が存在する「器質性月経困難症」があります。日本には現在800万人以上もの月経困難症患者がいると推測されています。月経困難症は正しく治療することにより早期に改善が図れる病態です。
月経困難症の症状とその特徴

月経困難症の症状は月経直前または開始とともに起こります。主な症状としては以下のようなものがあります。
- 下腹部痛、腹痛
- 吐き気
- 頭痛
- 下痢、排便時痛
- 抑うつ
- 疲労感、倦怠感
- 食欲不振
- イライラ
これ以外にも、人によって色々な症状が現れます。また、どのような症状が重く出るかについても個人差が大きいところです。治療せず放置してしまうと、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
月経困難症の治療
個々の症状や希望に合わせて治療を行います。当院で使用するお薬の種類としては以下のようなものがあります。
■ 低用量ピル
排卵の抑制により女性ホルモンの大きな変動を抑えます。子宮内膜が厚くなったり、子宮が強く収縮したり、といった過多月経や月経痛の原因を改善させるため、月経に伴う様々な症状を緩和する効果が期待できます。
■ NSAIDs
鎮痛薬の一種です。月経に伴う痛みの原因物質の放出を抑えます。
■ 漢方薬
漢方薬の中には、月経による症状を和らげる作用を持つものがあります。継続的な服用により体質改善を図ります。
器質性月経困難症の場合は上記の治療に加え、原因疾患の改善が必要となります。
当院では手術療法は対応できないため、早期に手術が必要な場合は高次医療機関へご紹介いたします。
気になる症状がある場合は、お早めに受診をご検討ください。
まとめ
- 月経困難症とは月経中にともなって生じる様々な症状により生活に支障が出ている状態のことをいう。
- 適切な治療により早期に症状改善が期待できるが、器質性の場合は原因疾患の治療が必要なこともある。
月経困難症は当院をご受診ください
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予約・WEB 問診回答

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当院は完全 WEB 予約制となっています。
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来院 / 受診

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受付でクレジットカード・保険証を提出いただきます。医師がいる部屋に患者さまが入る、そのような通常のクリニックとは逆転の発想で患者さまにお部屋の枠を予約していただいてそのまま直接診療室にご案内し、そこに医師がお伺いします。問診表を記入したり、待合室で待つ必要はありません。
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診察終了後にお会計を待つ必要はありません。決済については、来院時に登録したクレジットカードから引き落としをおこないます。初回来院時に登録したカード情報をその後も利用可能です。
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