バージャー病

バージャー病とはなにか

バージャー病とは、手足の血管が狭くなることでふさがり、さまざまな症状があらわれる病気です。発症は30歳代から40歳代の男性に多く、詳しい原因は不明ですが、血管の炎症(血管炎)が関係しており、発症には喫煙が大きく関与していると考えられています。

バージャー病の症状とその特徴

手足の血管がふさがることにともない、手足が冷たくなったり、しびれが出てきたりします。足に血液が十分に行き届かない「虚血」の状態になると、間欠性跛行という症状も見られます。間欠性跛行とは、歩いているとだんだん足が痛くなり歩けなくなりますが、少し休むとまた歩けるようになる、というのを繰り返す症状です。バージャー病が進行すると、手足が痛んだり、ちょっとした傷が悪化して大きく治りづらくなる潰瘍になったりします。ひどい時には組織が部分的に死んでしまう壊死がみられることもあります。

バージャー病の治療と注意点

バージャー病の発症や病気の進行には、喫煙が関係していると考えられています。そのため、喫煙をしている方は必ず禁煙する必要があります。本人が喫煙者でなくても家族や親しい人がたばこを吸う場合、受動喫煙にも十分な注意が必要です。

そのほか薬を使った治療として、抗血小板薬や抗凝固薬など、血液が固まってしまうのを防ぐような薬を飲みます。外科的な治療では、血流が改善するように血管をつなぎ変えるバイパス手術や、血管を収縮させる交感神経を切除する交感神経節切除術が行われます。

バージャー病と歯周病の関係

平成17年に日本の研究機関から、この病気の進行に喫煙だけでなく歯周病も関連していることが報告されました。その研究に参加した全てのバージャー病の患者さんは重症~中等度の歯周病で、加えて患者さんの詰まってしまった血管から歯周病の原因菌が検出されました。

バージャー病と歯周病・禁煙の関係性には、解明されていないところが多々あります。しかしこの2つが密接に関係していることは確かですので、バージャー病の予防と治療として、禁煙指導に加えて歯周病の治療が勧められています。

まとめ

  • バージャー病とは、手足の血管がふさがり、さまざまな症状があらわれる病気である。
  • 治療には禁煙や薬物療法、外科的治療が行われている。
  • 歯周病菌との関連が指摘されている。

医師コメント

30-40才の男性でタバコを吸う方にはぜひ知っておいていただきたい病気です。治療がうまくいかないと、最悪の場合手足の切断となることもあります。

予防にも治療にも、とにかく禁煙が重要です。当院では禁煙についてもご相談可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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