ヒゲの医療脱毛にはどんなメリットがある?費用・回数・機器の種類も解説

ヒゲの医療脱毛にはどんなメリットがある?費用・回数・機器の種類も解説

近年は電車の車内広告やテレビコマーシャルで、男性の医療脱毛や脱毛サロンの広告をよく目にするようになりました。

毎日ヒゲを剃るのが面倒」と感じている場合、ヒゲ脱毛で毎日の手間が少なくなります。

この記事では、ヒゲの医療脱毛で生じるメリットと注意すべきこと、脱毛の費用や回数、使用される脱毛器の違いについても紹介します。

ヒゲの医療脱毛をするメリット

そもそもヒゲの医療脱毛には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

まずはヒゲの医療脱毛によるメリットを紹介します。

毎日ヒゲを剃る手間がなくなる

「仕事の都合上、ヒゲを剃らなくてはならない」「ヒゲを伸ばす予定はない」という人の場合、毎日あるいは高い頻度でヒゲを剃る必要があります。

ヒゲが濃い人は毎日剃る時間を確保しなくてはならず、髭剃りの手入れや購入費も負担になります。

ヒゲを医療脱毛すればヒゲの生える範囲が少なくなるため、広範囲の髭剃りが不要になることがメリットです。

医療脱毛すればヒゲがまったく生えてこなくなると勘違いされがちですが、施術の回数によってはヒゲが残ってしまうこともあります。

カミソリ負けして肌が荒れない

「髭剃りは手間ではないけど、肌がカミソリ負けしてしまう」という人の場合も、医療脱毛によるヒゲ脱毛はメリットになります。

髭剃りをする必要がなくなるため、カミソリ負けによる傷や肌荒れが起こりにくくなることが魅力です。

現在、カミソリ負けや埋もれ毛が気になっている人は、ヒゲの医療脱毛を検討してみると肌荒れ改善につながるかもしれません。

1〜2年程度で脱毛が終わる

医療脱毛のメリットは、1〜2年で脱毛が完了することです。

そもそもヒゲ脱毛には、クリニックで受けられる医療脱毛または美容サロンによるサロン脱毛があります。

医療脱毛ではレーザーを照射することで毛根を破壊するため、毛の再生を抑制して脱毛します。医療脱毛のレーザー脱毛は出力が強いため、比較的早く脱毛が完了すると考えられています。

一方、美容サロンでは出力の強いレーザー脱毛は受けられず、光による脱毛が一般的です。

光脱毛は毛の成長を遅らせる脱毛法で、永久脱毛はできません。そのため脱毛期間が長引いたり、脱毛したはずの毛が数年後に再び生えてきてしまったりすることもあります。

ヒゲの医療脱毛で注意すること

前項のとおり、医療脱毛はヒゲを剃る手間が少なくなり、カミソリ負けによる肌荒れ防止といったメリットがあります。 美容サロンの脱毛と比較して、1〜2年程度で永久脱毛が完了することも魅力です。

しかしヒゲの医療脱毛を受けるうえで、注意すべきこともあります。ここでは、ヒゲの医療脱毛で注意したい3つのポイントを紹介します。

サロンとの違いを理解しておく

ヒゲの脱毛を検討するうえで、医療脱毛と美容サロンのサロン脱毛を混同しないようにしましょう。前述のとおり、医療脱毛と美容サロンで受けられる脱毛の種類は異なります。

脱毛の種類医療脱毛サロン脱毛
受けられる施設医療施設美容サロン
脱毛方法レーザー照射光照射
メリット
  • 永久脱毛できる
  • 麻酔で痛みを緩和できる
  • 医療脱毛より安い
  • 出力が低いため比較的痛みが少ない
デメリット
  • 費用がかかる
  • 比較的痛みを感じやすい
  • 永久脱毛ではない
  • 麻酔の利用はできない

一番の違いは、医療脱毛は医療機関でしか受けられないことです。専門の医師が常駐しており、施術スタッフは看護師が行います。

美容サロンは医師やクリニックと提携している場合もありますが、医療施設ではありません。その分、費用は医療脱毛より安い傾向にあります。

肌にトラブルがある状態では受けられない

医療脱毛は出力の強いレーザーを肌に照射する施術のため、肌トラブルのある人は受けられません。たとえば、次に当てはまる人です。

  • 日焼けしている
  • ニキビや腫れがある
  • 傷がある

日焼けによって肌が黒くなっている場合やホクロ・シミがある場合は、レーザー照射によって黒い部分がやけどしてしまう可能性があります。そのため、日焼けしている箇所やホクロ・シミを避けてレーザーを照射することになるので注意が必要です。

ヒゲ脱毛を検討する際は、顔を日焼けしないようにレジャーは避けるか帽子やマスクで日焼けを避けましょう。

また、顔にニキビや腫れ、傷がある場合もヒゲ脱毛ができないこともあります。範囲が狭ければ、患部を避けることも可能ですが、クリニックの医師の判断次第です。

一度脱毛すると再び生やすことは困難

医療脱毛は基本的に永久脱毛のため、レーザー照射によって脱毛した部分のヒゲは再び生やすことが困難になります。ただしレーザー照射の回数が少なければ、再びヒゲを生やすことも可能です。

照射の回数が多くなると発毛は難しくなるため、ヒゲを残したい場合は事前にデザインを相談しておきましょう。

ヒゲを残したい場合も、数回は全照射してヒゲを薄くすることも可能です。照射回数やデザインは、最初のヒアリングや照射時にその都度相談し、間違いのないようにしましょう。

ヒゲの医療脱毛で知っておきたいポイント

ヒゲの医療脱毛を検討する際、施術前に知っておきたいポイントをまとめました。

医療脱毛の契約前に、正しい知識をもっておくことが大切です。

医療脱毛の費用と回数

ヒゲにかかわらず、医療脱毛は1回の施術で脱毛が完了することはありません。医療脱毛だけでなくサロン脱毛も同様です。

一般的に、医療脱毛でヒゲを薄くしたいなら、5〜6回程度の施術が必要と考えられています。ただし、ヒゲを完全に脱毛してツルツルの状態にしたいなら、さらに倍の回数が必要になるでしょう。

人によってヒゲの濃さが異なるため、必ずしも上記の回数で脱毛が完了するとは限りません。

ヒゲ脱毛は、最初の数回でヒゲが伸びるのが遅くなり、徐々に生える範囲が減ったりヒゲが薄くなったりします。「効果がない」と回数を重ねないうちに諦めず、一定回数の施術を受けるようにしましょう。

医療脱毛でヒゲ脱毛を受ける際の費用は、クリニックによって異なります。施術回数によっても異なりますが、5〜6回コースで7〜10万円です。回数の多いコースは、1回分の費用がより安く設定されていることもあります。

ただし、途中でコースをやめても返金されないケースもあるため、必要な回数の施術が受けられるコースを選択しましょう。

医療脱毛に使われる機器の種類

医療脱毛用の脱毛器に用いられるレーザーにはさまざまな種類があり、それぞれが特徴をもっています。効果に大きな差はありませんが、毛質や肌質によって選択されます。

レーザーの種類アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーYAGレーザー
波長755nm800nm1064nm
特徴肌の色が濃い場合には適さない。毛質が硬い場合にも対応。肌の色が濃い場合に使用される。毛質が硬く、肌の色が濃い場合に使用される。
代表的な機器ジェントルレーズ
  • ライトシェア・デュエット
  • メディオスター
ジェントルヤグ

また、レーザーの照射方法には蓄熱式と熱破壊式の2種類があります。

  • 蓄熱式:毛の発毛を促すバルジ領域に低出力レーザーを当てる方式
  • 熱破壊式:毛に栄養を供給する毛母細胞に高出力レーザーを当てる方式

麻酔処置が必要なケースも

ヒゲの脱毛には、どうしても痛みが伴います。そのため、クリニックによっては麻酔で痛みを和らげるケースもあります。

使用されるのは、笑気麻酔か麻酔クリームです。笑気麻酔とは、ガス状の麻酔で吸入して使用します。麻酔が効いたときのイメージは、お酒に酔ったときのように感覚が鈍くなります。

麻酔クリームは、医療脱毛では脱毛部位に塗って使用するタイプの麻酔です。笑気麻酔のように意識がぼんやりすることはなく、塗った部分の皮膚の感覚が鈍くなります。

ただし笑気麻酔も麻酔クリームも、完全に痛みがなくなるものではありません。ヒゲやVIOのように毛の濃い部分の脱毛による痛みを緩和する方法として、医療脱毛で用いられます。

ヒゲの永久脱毛なら医療脱毛がおすすめ

毎日の髭剃りが面倒だったり、カミソリ負けによる肌荒れが気になったりする場合は、ヒゲ脱毛を検討しましょう。

脱毛を受けられる施設には医療施設と美容サロンがあり、出力の強いレーザー照射による医療脱毛は医療施設で受けられます。医療脱毛は永久脱毛で、しっかり脱毛したい人におすすめです。

またヒゲは体毛の中でも濃いため、脱毛に強い痛みが伴うこともあります。医療脱毛なら麻酔を使って痛みを和らげることもできるので、脱毛の痛みが心配な人も安心して施術を受けられるでしょう。

医療脱毛の選び方とクリニック選びのポイント

脱毛サロンと比較した、医療脱毛のおすすめポイントを4つ紹介します。

医療脱毛のおすすめポイント

永久脱毛できる
通う回数が少なく短期間で施術が完了する
総費用額が安い傾向にある
肌トラブルにも対応してもらえる

医療脱毛クリニックを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを4つ紹介します。

クリニック選びのポイント

料金で選ぶ
通いやすさで選ぶ
脱毛完了までの期間で選ぶ
痛みの少なさや麻酔などの対応で選ぶ

TEN LABO編集部
ご自身の予算や通いやすさなど考慮して選びましょう
記事執筆・監修:TEN LABO 編集部

-医療脱毛

医療脱毛