ゼオスキンで失敗した方へ

内容監修

荘子 万可

MARK SOSHI

荘子 万可

MARK SOSHI

医師/日本泌尿器科学会認定専門医

泌尿器科、血液透析科を専門領域として研鑽を積む中で、健康寿命を延ばしより良く生きる (well-being) ことに興味を持ち、男性機能やアンチエイジングに関して造詣を深める。 クリニックTEN では、一般内科外来や健診の他、メンズヘルス外来を担当する

肌のコンディションを改善して美肌をゲットできる、と人気のゼオスキン。


クリニック(医療機関)でのみ購入できるゼオスキンは、しみ・しわ・ニキビの改善に役立つことで人気の高いスキンケア商品です。

ゼオスキンを使ったことで非常に満足いただく患者様もいらっしゃいます。

しかしその一方、

・ゼオスキンを使って肌あれが逆に悪くなった

・ゼオスキンを使わなければよかったと後悔した

・ゼオスキンを長く継続できなかった

といった否定的なご意見も少なからず耳にします。

ゼオスキンを試して期待した効果を得られなかった方へ

・なぜ失敗したのか

・どうするべきだったか

についてわかりやすく解説いたします。

ゼオスキンで失敗した方、ゼオスキンで失敗しないように事前に失敗例を知っておきたい方へ参考となれば幸いです。

なぜゼオスキンを使って失敗したのか?

ゼオスキンを利用しても思うような結果を得られなかった場合、次のような原因が考えられます:

1 日焼け対策を忘れた

ゼオスキンを使っている時に日焼け対策を怠ると、逆にシミがもっと発生したり濃くなったりすることがあります。

ゼオスキンを使って皮膚が皮むけしているときは、肌が元々持っているバリア機能が低下して、刺激に対して肌が非常に敏感な状態です。このような敏感肌では、紫外線によるダメージを受けやすくなり、色素沈着が起きやすくなっています。


この場合の対策としては「積極的に日焼け止めを塗り、紫外線対策する」ことが挙げられます。

「紫外線対策をする重要性」はゼオスキンを使っている期間に限りません。

紫外線を浴び続けることは、私たちの健康に影響を与えることが知られています。


紫外線がお肌に与える影響を「光老化」と呼びます。具体例を挙げると

・しみ

・しわ

が知られています。それだけでなく皮膚ガンのリスクが高まることも知られています。


お肌のお手入れをしている時期は特に、紫外線対策として日焼け止めを毎日きちんと塗るようにしてください。

2 肌に刺激を与えすぎた

ゼオスキンを使っている間は、

・紫外線

・摩擦

といった刺激に肌が非常に敏感になっていいます。

洗顔や化粧品が皮膚にしみて痛い、という患者様もいらっしゃいます。

しかし、ここが実は踏ん張りどころなのです。

古い肌がせっかく剥がれて、新しい肌へ生まれ変わろうとしているときに、肌を引っ掻いてしまうと傷がついてしまいます。

ゼオスキンを使って皮向けを起こさせている間に肌が傷ついてしまうと、色素の沈着が起こることもあります。

「摩擦は美肌の大敵」と思ってください。

こすることは、肌にとって非常に悪い影響を与えかねません。

ゼオスキンを使用している間は、特に肌を可能な限りこすりすぎないように努めましょう。

どうしてもかゆい場合は、

・皮膚を冷やす

・ステロイドの塗り薬を利用する

ことで痒みが和らぐ場合があります。

そしてここでも紫外線対策が重要です。忘れずに日焼け止めをしっかり使いましょう。

3 ニキビができてしまった

「ゼオスキンを使い始めたのに逆にニキビが増えてしまった・・・」というご経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

でもそれは必ずしも治療が失敗したわけではありません。

ゼオスキンを使っている間は、「古い肌が剥がれて、新しい肌へ生まれ変わろうとしている」時期です。

色々な成分によって、肌の代謝がupしています。

そのタイミングで、逆にニキビが増える可能性がある時期が存在するのです。

しばらくするとニキビは落ち着き始めると思います。

もしニキビを不安に感じる場合は、クリニックの医師に遠慮なく相談しましょう。

ゼオスキンの使用量をコントロールしたり、ニキビの治療薬を使ったりすることで対処できます。

ガウディスキンとは?

お肌のトラブルにお悩みの方の中には、ゼオスキンを今までに試した方もいらっしゃると思います。もちろん、「日焼け対策」や「摩擦対策」が不十分だったため期待通りの効果を得られなかった場合もあるでしょう。

しかし、「ゼオスキンがお肌に合わなかったため」期待通りの効果を得られなかった方も少なくないと思います。

後で詳しく説明いたしますが、ゼオスキンは日本人向けに作られているわけではありません。

欧米人向けに作られているゼオスキンを使っても、皮膚の構造そのものの違いから、

日本人の私達の皮膚では思い通りの効果を発揮できないことも少なくありません。

ゼオスキンではカバーできない「皮膚の構造の違い」に着目して、日本人向けに作られたドクターズコスメ(医療機関限定販売)がガウディスキンです。

「ゼオスキンが合わなかった」そんな方には、日本人に合わせて最適化されたガウディスキンをおすすめします。

ガウディスキンの概要

ガウディスキンは、美しく健康的なお肌を叶えるためのスキンケアブランドです。

ガウディスキンには、近年美容領域で注目されている「ビタミンA」が含まれています。ビタミンAは美肌にとって重要な成分であることが知られています。ビタミンAの働きとして

シミの原因物質や古くなった肌を取り除きやすくする
お肌の新陳代謝をアップさせる

といった働きが知られています。さらに、ビタミンAは

コラーゲンを作りやすくする

働きを持っています。

ビタミンAを含んでいるガウディスキンを使うことで、お肌のくすみ・しみ・しわ・ごわつき感の改善が期待できます。

ガウディスキンとゼオスキンの違い

ガウディスキンとゼオスキンの違いを大まかにまとめると以下のようになります:

ガウディスキンは日本人向けの美容化粧品

肌でお悩みの方の中には、ゼオスキンを今までに試した方もいらっしゃると思います。
しかし、「ゼオスキンがお肌に合わなかった」
という方も少なくないと思います。

「ゼオスキンを使ってもお肌に合わない」のはある意味当然のことです。

なぜなら、ゼオスキンは日本人ではなく、欧米人の肌に合うように作られているからです。
肌質が強い欧米人と比べて、日本人の肌は以下のような特徴があります:


欧米の方は皮膚が非常に厚くなっています。欧米人の皮膚に合わせてゼオスキンは作られていますから、

欧米の方には問題なくゼオスキンが使用できても、日本人がゼオスキンを使うと逆にお肌のトラブルを悪化させる可能性があります。

ゼオスキンの良いところを大切にしつつ、日本人のお肌に合わせて開発された化粧品、それがガウディスキンです。


ガウディスキンを使うメリット・デメリット

メリット

(1)お求めやすいお値段で高い効果

ガウディスキンは効果が高く、その上良心的なお値段でお求めいただける化粧品です。

肌質の改善は長く続けるものですから、無理なく続けることが大切です。

特に、お肌のくすみ・しみ・しわ、については30代以降ずっと関わっていかなければなりません。

しっかりと継続して効果を得ることが出来る基礎化粧品として、クリニックTEN 渋谷では ガウディスキンを強くおすすめしております。

(2)科学的根拠に基づく

美しい皮膚を得るために、「さまざまなビタミン」「水素」「幹細胞エキス」などが入った秘伝のレシピは必要ありません。

多くの研究結果から、美しい皮膚をゲットして維持するための秘訣は次の4つだとわかってます:

1 肌の老化を防ぐためにビタミンAを肌に与えること

2 肌のしみに対してハイドロキノンを使うこと

3 肌のしみに対してトラネキサム酸を飲むこと

4 肌のしみ・しわを予防するためにIPLフォトフェイシャルレーザーを使うこと

この4つは、「米国皮膚科学会」でも強くオススメされています

ガウディスキンを使うことで1と2をカバーすることができます。

美しい皮膚を取り戻すために、日本人の手で日本人のために作られたガウディスキンをお勧めします。

デメリット

ガウディスキンのデメリットとして、欧米人型の肌の方には効果が発揮できない可能性があります。

ガウディスキンは日本人の肌へ最適な商品です。

そのため、肌の厚い欧米人型のタイプの肌質をお持ちの方では、美容成分が肌へ充分に浸透しない可能性があります。

当院でのガウディスキンの取り扱い

すでにご説明した通り、ガウディスキンは美しい皮膚をゲットして維持するために高い効果を発揮します。

しかし、クリニックTEN渋谷は、ガウディスキンを安易にお勧めすることは致しません。

肌トラブルで来院される患者様のほとんどは、ガウディスキンをいきなり始めても効果が十分に発揮できない可能性があるからです。

ガウディスキンに含まれるビタミン A は、皮膚の代謝を改善し、若々しい皮膚を保つために重要です。しかし、肌のトラブルやお悩みで来院される方のほとんどに対して、「健康保険の範囲内」の治療が十分に行われていません。

当院では医師の丁寧なカウンセリングのもと、ガウディスキン治療にすぐに入るかどうか、それともまずは保険診療の範囲で肌の代謝を改善するか、医師が判断いたします。

必ずしも「ガウディスキンがベストではない」のです。

必要であれば、保険診療の薬でニキビなどのできにくい肌の土台をしっかり作り上げてから、患者さまの肌のポテンシャルを最大限に引き出せる治療法をご提案いたします。

FLOW

ガウディスキン治療の流れ

ガウディスキンによる治療で一番大切なことは「デュアルレチノプラスの適正量を見極める」ことです。副作用やダウンタイムなくガウディスキンを使い続けるためにも、肌のコンディションを医師と二人三脚で整えていきましょう。

一般的な治療の流れをご説明します。

1 カウンセリング

1 カウンセリング

1 カウンセリング

当院では医師の丁寧なカウンセリングのもと、すぐにガウディスキンの治療に入るか、それとも保険診療内の処方薬でニキビなどができにくい肌の土台を作り上げてからガウディスキンを開始すべきか、 医師が判断いたします。 ガウディスキン購入の際には必ずドクターの診察が必要となります(オンライン対応可)

2 インターモイストTAローション導入

2 インターモイストTAローション導入

2 インターモイストTAローション導入

インターモイストTAローションを導入します。これは保湿力が極めて高い化粧水です。 最初の2週間ですでに肌質の改善を感じられる方もいらっしゃいます。 これにより後に続く各種薬剤が効果的に浸透する皮膚の土台を作り上げます。

3 HQクリアの導入

3  HQクリアの導入

3 HQクリアの導入

HQクリアは肌表面の角質を効果的に取り除き、シミの原因となるメラニンを抑えます。 これによりシミや肝斑の予防・改善が期待されます。当院では少量のお試し用サンプルをお渡ししてアレルギー反応が出ないことを確認してから、本格的な治療を開始しています。

4 デュアルレチノプラスの導入

4 デュアルレチノプラスの導入

4 デュアルレチノプラスの導入

デュアルレチノプラスは、お肌のターンオーバー(古くなった皮膚がはがれ落ちること)を促進します。保湿・シミ予防・シワ予防に効果を発揮します。 医師の観察のもと、患者様お一人お一人に合った使用量を見極めたら、それを継続することで若々しい肌を維持することができます。

初診料・再診料 *ガウディスキンは自由診療です

初診料 2,750円(税込)

再診料 1,100円(税込)

オンライン診療手数料について

初診の場合は手数料無料

再診の場合は1,000円(税込 配送料込み)

*配送は都内は最短当日、北海道/沖縄は最短翌々日となります

まとめ

ガウディスキンには、近年美容領域で注目されている「ビタミンA」が含まれています。

ビタミンAによってお肌の代謝をアップしたり、シミの原因物質や古くなった肌を取り除きやすくなったりします。

ゼオスキンの良いところを大切にしつつ、日本人のお肌に合わせて開発された化粧品が、ガウディスキンです。

ガウディスキンは科学的根拠に基づいた効果が期待できる上に、お求めやすいお値段となっています。

当院では医師の丁寧なカウンセリングのもと、患者様お一人お一人のお肌を医師が判断しながら、二人三脚で治療を行います。

肌トラブルにお困りなら当院をご受診ください

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リスク・副作用・合併症について

【HQクリア】

ハイドロキノンに関してはおよそ100人に1人程度でアレルギー反応が認められることがあります。当院では少量のお試し用HQクリアをお渡しして、アレルギー反応が出ないことを確認してから、本格的な使用を開始しております。

またハイドロキノンという成分は、長期にわたり使い続ける成分ではありません。一定期間の使用後、休薬期間が必要です。

医師が診察の上、使用状況やお肌の状態を確認しながらしっかりと管理いたします。

【デュアルレチノプラス】

開始直後は頬が少し赤くなったり、口の周りなど皮膚が薄い部分の皮が少しめくれることがあります。いわゆる「粉ふき芋」のような状態です。それは通常1−2週間で収まることが多いです。