AGA治療で抜け毛が起こる原因は?症状がひどいときの対処法や悪化を防ぐ対策を紹介

AGA治療で抜け毛が起こる原因は?症状がひどいときの対処法や悪化を防ぐ対策を紹介

AGA治療をしてから抜け毛が止まらない…

AGAによる抜け毛の特徴は?

初期脱毛で見た目がひどいときはどうしたらいい?

こんなお悩みを抱えていませんか?

AGA治療を始めると抜け毛が起こることがあります。薄毛や脱毛を改善するために治療を始めたのに、抜け毛がひどいと心配になりますよね。

結論からお伝えすると、AGA治療の初期段階で抜け毛が起こるのは自然なことです。治療薬が効いている証拠でもあるので、過度に心配する必要はありません。

とはいえ現実的に抜け毛が起きていると、どう対処したらよいかわからず不安になりますよね。そこでこの記事ではAGA治療による抜け毛について、以下の内容を解説します。

  • AGA治療で抜け毛が起こる理由
  • AGAによって起こる抜け毛の特徴
  • 抜け毛への対処法と悪化を防ぐ秘訣

AGAによる抜け毛に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

AGA治療の初期段階では抜け毛が起こる

冒頭でもお伝えしたとおり、AGA治療の初期段階では抜け毛が起こります。

あくまでも自然な現象なので、治療開始後に抜け毛が起きても不安を感じる必要はありません。

最初の章では、初期脱毛の原因や抜け毛が起こる時期・期間の目安などを紹介します。

原因は治療によりヘアサイクルが乱れること

初期脱毛の原因は、AGA治療によってヘアサイクルが乱れることです。髪の毛は以下のサイクルを繰り返しており、治療をおこなうとこの周期が乱れます。

メモ

  • 成長期:髪が成長する時期
  • 退行期:髪の成長が遅くなる時期
  • 休止期:髪の成長が完全に止まった時期

ただしAGA治療によるヘアサイクルの乱れは、決して悪いことではありません。治療では、正常なヘアサイクルとなるように頭皮に変化を起こしているからです。

つまり治療によってヘアサイクルを正常化する過程で頭皮に変化が起こり、その結果として抜け毛が起こるのです。初期脱毛が起こるのは自然なことなので、治療前より抜け毛が増えても過度に心配しないようにしましょう。

抜け毛が起こる時期・期間の目安

初期脱毛は、AGA治療を開始して10日〜1ヶ月くらいの間に起こることが一般的です。期間はおおよそ3ヶ月といわれています。

よって治療開始後すぐに抜け毛が起きても驚く必要はありません。一定期間が経過してヘアサイクルが正常化すると、抜け毛も解消される可能性が高いです。AGA治療を始めてから抜け毛が起こると心配になりますが、3ヶ月程度は何とか我慢をしましょう。

治療薬が適切に効いている証拠でもある

AGA治療によって抜け毛が起きた場合には、薬が適切に作用している証拠ともいえます。治療薬によって頭皮に変化が起きていないと、初期脱毛は発生しないはずだからです。

逆にいうと初期脱毛が起こっていない場合のほうが、治療薬が効いていない可能性があるため心配する必要があるかもしれません。抜け毛が起こると不安になりますが、薄毛や脱毛を改善するためにヘアサイクルが調整されているとポジティブに捉えることが大切です。

AGA治療初期に抜け毛が起こるメカニズム

初期脱毛に悩んでいる方のなかには、抜け毛が起こるより詳しい理由を知りたい方もいるかもしれません。そこでこの章では、AGA治療で抜け毛が起こるメカニズムを紹介します。

AGA治療で用いられる薬は、大きく以下の2種類です。

  • 発毛を促す治療薬
  • 抜け毛を抑える治療薬

抜け毛が起こるメカニズムは治療薬の種類によって異なるため、順に解説します。

1.発毛を促す治療薬の場合

ミノキシジルなどの発毛を促す治療薬の効果は、以下のとおりです。

  • 休止期の髪を成長期へ移行させる効果
  • 成長期の期間を伸ばす効果

この薬により太く長い毛が育つようになりますが、治療前から生えていた弱々しい毛は成長期の髪の毛に押し出されて抜けてしまいます。つまり発毛を促す薬によって成長した太くて長い毛に押し出されることで、以前までの細くて短い毛が抜け落ちるのです。

治療箇所全体のヘアサイクルが正常化するに伴い、抜け毛の量は少なくなっていきます。健康的な頭皮に生まれ変わる期間ともいえるので、前向きに捉えて生活しましょう。

2.抜け毛を抑える治療薬の場合

デュタステリドやフィナステリドなどの抜け毛を抑える薬には、5aリダクターゼの働きを抑える効果があります。この酵素は髪の成長を抑制するDHT(ジヒドロテストステロン)を作る要因となるため、5aリダクターゼの働きを抑えるとヘアサイクルが正常化します。

そして、ヘアサイクルを正常化する過程では以前に生えていた毛が抜け落ちるため、AGA治療を開始すると初期脱毛が起こるのです。いずれも薄毛を改善する過程で起こる自然な現象なので、頭皮の移行期間として認識しておくとよいでしょう。

AGAによって起こる抜け毛の特徴

AGAによって起こる抜け毛には共通する特徴があります。AGAによって発生した抜け毛かどうか適切に判断するためにも、これらの共通点を把握しておきましょう。

  • 細い・短いなど弱々しい見た目
  • ハリやコシがない

それぞれ詳しく解説します。

1.細い・短いなど弱々しい見た目

AGAによって抜け落ちる髪の毛は、細い・短いなど弱々しい見た目をしています。薄毛や脱毛が進行している頭皮ではヘアサイクルが乱れており、成長期が短いゆえに髪の毛が正常に育たないからです。

AGA治療をおこなうと正常なヘアサイクルで育った髪の毛が増えるため、以前までに生えていた弱々しい毛が徐々に抜け落ちます。治療前の症状としても見られる現象なので、抜け毛に同様の特徴が見られたらAGAが進行していないか疑うとよいでしょう。

2.ハリやコシがない

2つ目の特徴はハリやコシがないことです。ハリやコシがないとボリュームが出なくなったり、髪を指に巻き付けたときに跳ね返りが弱くなったりします。

抜け落ちる前の髪の毛でも確認できるため、AGAが進行していないか判断する際には有効です。抜け毛が増えたと感じたときには、ハリやコシの有無を確認してみてください。

AGAの初期脱毛で見た目がひどいときの対処法

AGA治療をすると、自然現象として初期脱毛が起こると紹介しました。しかし自然現象でも抜け毛が多いと、見た目が気になってストレスを感じてしまうかもしれません。

そこでこの章では、AGAの初期脱毛で見た目がひどいときの対処法を紹介します。

  • 髪型を変える
  • 帽子をかぶる

順に確認していきましょう。

1.髪型を変える

1つ目の方法は、薄毛が目立ちにくい髪型に変えることです。たとえば生え際や後頭部の薄毛を隠したい方は、次のような髪型にすると自然な印象になります。

  • 生え際が後退している方:ツーブロック・おしゃれ坊主など
  • 後頭部の薄毛を隠したい方:ソフトモヒカン・オールバックなど

抜け毛を無理に隠そうとして、かえって薄毛が目立ってしまうケースは少なくありません。工夫次第で見た目の印象は大きく変わるので、ぜひさまざまな髪型を調べて自分好みのスタイルを見つけてみてください。

薄毛が目立ちにくい髪型はもしかしてAGA?40代から薄毛が進行してきたと感じたときの対策でも解説しているのでご参考ください。

2.帽子をかぶる

薄毛を隠したい方は帽子をかぶるのもおすすめです。その時々に合った帽子をかぶれば、おしゃれな印象を与えつつ自然と薄毛を隠せます。

ただ、帽子をこまめに洗濯したり汗を拭き取ったりすることも意識してください。帽子を清潔な状態に保っていないと、頭皮に悪影響が生じる恐れがあるからです。通気性がよい帽子も多数あるので、汗を吸収しにくいものを選ぶのもよいでしょう。

AGAによる抜け毛を悪化させないための対策

AGAの悪化を防ぐ方法は、病院での治療だけではありません。自宅やプライベートの時間でも、次のように抜け毛を悪化させないためにできることは多くあります。

悪化させないための対策

  • 生活習慣を見直す
  • バランスのよい食事をとる
  • ストレスをためない
  • 頭皮をマッサージする

初期脱毛が起こった方でも、上記を意識することで抜け毛が発生する期間を短くできるかもしれません。頭皮を健康的な状態にするためにも、自宅でできる対策を把握しておきましょう。

1.生活習慣を見直す

まず実践すべきは生活習慣を見直すこと。生活習慣を見直すと体の調子が整うため、AGAの原因である乱れたヘアサイクルが正常化しやすくなります。

具体的には、睡眠時間を十分に確保したり規則正しい生活を送ったりすることが大切です。長年にわたって運動不足の方は、散歩や筋トレを習慣化してみてもよいかもしれません。

生活習慣は一度見直すと、その後もあまり無理することなく継続できます。少しでも健康的な頭皮を手に入れたい方は、現在の生活に改善の余地がないか検討してみましょう。

2.バランスのよい食事をとる

睡眠や運動と同様に、バランスのよい食事をとることも重要です。髪の毛の栄養は食事によって摂取する栄養素がもととなるため、食事の質は頭皮の健康状態にも影響します。

ジャンクフードやスナック菓子といった脂質・食品添加物を多く含む食べ物は、頭部の皮脂増加や消化不良などにつながるためおすすめできません。野菜やフルーツを積極的にとるなどバランスのよい食事を心がけて、頭皮を健康に保ちましょう。

3.ストレスをためない

ストレスは、ホルモンバランスの乱れや血流悪化の原因となります。ゆえにAGAを悪化させないためには、できる限りストレスをためないことが望ましいです。

ストレスを解消する方法には、以下などがあります。

  • ストレッチや運動をする
  • 友人や恋人とコミュニケーションをとる
  • 趣味に没頭する
  • おいしい食事をとる
  • 普段以上に長い時間眠る

自分に合った過ごし方をして、ストレスをためないように気をつけましょう。

4.頭皮をマッサージする

手軽にできる対策として、頭皮マッサージをするのもおすすめです。マッサージをすると血流が改善するため、頭皮の状態が健康的になります。

マッサージは純粋に気持ちがいいので、ストレス解消にもつながるかもしれません。入浴中や寝る前などのちょっとした時間で取り組めるので、AGAが気になる方は頭皮マッサージを習慣化してみるとよいでしょう。

AGAの抜け毛が止まらないときには医師への相談がおすすめ

AGAの抜け毛が止まらないときには、医師へ相談することをおすすめします。いくら初期脱毛が自然な現象とはいえ、抜け毛が止まらないとストレスを感じるものだからです。結果的にストレスが蓄積してしまうと、頭皮にも悪影響が生じる恐れがあります。

医師に相談することで現状を正確に把握できると、少しは精神状態に余裕が生まれるかもしれません。もちろん別の要因で抜け毛が起きている場合にも、医師であれば適切な意見や治療法を提案してくれます。AGAによる抜け毛に悩んでいる方は、まずは一度医師に相談してみるとよいでしょう。

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まとめ

AGA治療で初期脱毛が起こる理由、抜け毛の悪化を防ぐ対策などを紹介しました。

繰り返しお伝えしたように、AGA治療開始後に抜け毛が起こるのは自然なことです。そのため、初期脱毛が起きても過度に心配する必要はありません。

生活習慣の改善やバランスのよい食事などは、頭皮を健康的な状態に保つ上で重要な要素です。意識次第でAGAの悪化は防げるので、抜け毛に悩んでいる方こそ規則正しい生活を心がけてみてください。

AGAクリニック選びのポイント

TEN LABO編集部
AGAは長期的な治療になります。以下に注意してクリニックを選ぶと良いでしょう!

クリニック選びのポイント

  1. 医師や受付スタッフの対応が親身
  2. 疑問に感じたことにも答えてくれる
  3. 必要ない治療を勧めてこない
  4. 副作用についての説明がある

AGA治療の基礎知識

AGA治療の効果が出始めるまでの期間

治療の効果を感じられるのは、3~6ヶ月かかります。3ヶ月で確実に効果が出る保証はありません。約1年間の継続が求められます。

TEN LABO編集部
AGAの治療法、費用、副作用についてまとめました。




AGAの主な治療方法は以下の通りです。

治療法概要
内服薬プロペシアなどで脱毛シグナルを弱める
外用薬ミノキシジルなどを使い。発毛を促進させる
自毛植毛後頭部の髪の毛を頭皮ごと移植する

AGA治療では人によっては副作用が起こる可能性があります。
副作用を感じる患者は全体の0.1%〜0.2%と低く珍しいケースです。
医師と相談しながら治療を進めていきましょう。

【起こり得る7つの副作用】
  1. 毛が濃くなる
  2. 倦怠感が出る
  3. 性欲が減少する
  4. 勃起不全(ED)
  5. 動悸や息切れがする
  6. 立ちくらみ(めまい)がおきる
  7. 頭皮がかゆくなる(かぶれる)

AGA治療にかかる費用

TEN LABO編集部
調査した20クリニックの月にかかる平均費用は以下の通りです。参考にして下さい。

予防(月額の最費用平均)4,800円(税込)
発毛(月額の最低費用平均)
33,000円(税込)

※20クリニックから6ヶ月にかかる費用を月額に割り戻し計算しています。
※ご自身の症状によって費用は変動します。

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