「最近抜け毛が増えてきた…AGAなのかな?」
「AGAの検査をどうやって受けられるのか知りたい」
「検査はどんなことをやるのかな?」
抜け毛が増えたり薄毛になったりした場合、AGAを発症している可能性があります。AGAかどうかを判断するためには、専門のクリニックで検査を受けるのがおすすめです。
この記事ではAGAの検査について、以下の内容を解説しています。
- クリニックでAGA検査を行う流れ
- AGA検査の内容
- AGA検査で分かること
- おすすめのクリニック
抜け毛や薄毛にお悩みの方は、ぜひご一読ください。
目次
AGAの症状および原因を解説
AGA検査を受けるにあたって、そもそもなぜAGAが発症するのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で、別名「男性型脱毛症」と呼ばれる、男性特有の脱毛症です。女性にも同様の脱毛症がありますが、こちらは「FAGA」という名称で区別されています。
AGAの主な原因は遺伝的なものであり、男性ホルモンの一つである「DHT」が増加することにより、薄毛を発症します。
AGAの原因について詳しくは「AGAが発症するメカニズムと治療方法を徹底解説!【判断するチェックポイントあり】」の記事で解説しています。AGAの原因だけでなく、発症しているかどうかを判断するポイントも紹介しているため、ぜひご参考ください。
AGA検査で分かる3つのこと
AGA検査で分かることは、以下の3つです。
- 遺伝的に将来発症するリスクがあるか
- 薬による治療が可能かどうか
- 薄毛の原因がAGAかどうか
検査で分かることを理解した上で、受けるようにしましょう。
1. 遺伝的に将来発症するリスクがあるか
AGA検査キットを利用すれば、遺伝的な観点から将来の発症リスクが分かります。現時点で薄毛ではなかったとしても、遺伝的に該当する人であれば、将来的に発症するリスクは十分にあります。
検査キットは自宅で検査できる手軽な手段なので、ぜひ利用してみてください。
2. 薬による治療が可能かどうか
AGAクリニックや皮膚科クリニックでAGA検査を受けた場合、血液検査により投薬治療が可能かどうかが分かります。AGA治療は主に投薬治療で進めることが多いため、人によっては薬が体に合わず、別の治療法で進めていくケースもあります。
3. 薄毛の原因がAGAかどうか
AGA検査の過程で行う血液検査により、薄毛の原因がAGAかどうかも診断できます。薄毛の原因はAGA以外にも、生活習慣の乱れやストレス等が影響することもあります。
適切な薄毛治療を行うためには、原因を明確にしないといけません。原因によって治療法が変わってくるため、血液検査は非常に重要な役割を持ちます。
AGA検査の方法と受ける場所、費用をそれぞれ解説
AGA検査を受ける方法は以下の3つです。
- AGA専門のクリニック
- 皮膚科
- 自宅に検査キットを取り寄せる
それぞれメリットとデメリットがあるので、ご自身に適した方法で検査を受けるのがおすすめです。検査内容と費用について、それぞれ解説します。
AGA専門のクリニック
AGA専門のクリニックであれば、専門医が常駐しているため、精度の高い検査を受けられます。費用はクリニックによって異なりますが、問診からカウンセリングまでであれば、0円で受けられるところが多いです。
そのため、他の方法よりもコスパよくAGA検査を受けられます。ただし、AGA専門クリニックは都市圏に集中している傾向にあるため、地方在住の方だと選択肢が限られてしまうことがデメリットです。近くにクリニックがない場合は、オンライン診療などを検討してみてもよいでしょう。
皮膚科
最寄りの皮膚科でも、AGA検査を受けられることがあります。皮膚科を利用するメリットはAGA専門クリニックよりも身近にあるため、通院しやすいことです。
皮膚科でのAGA検査は、医師による問診と触診、血液検査が行われます。費用は初診料・血液検査を含めて5,000〜10,000円程度です。
AGA検査を皮膚科で受けようと考えている方が注意すべき点は、先生がAGAの専門医とは限らないことです。そのためAGA専門クリニックに比べると、検査の精度が劣ってしまうことは理解しておきましょう。
自宅に検査キットを取り寄せる
クリニックや皮膚科へ行くのが手間に感じる方は、ネット通販やクリニックなどで検査キットを購入する方法もあります。検査キットによるAGA検査の流れは、以下の通りです。
- 検査キットを購入し、自宅へ取り寄せる
- ある程度長さのある毛髪を数本ほど送る
- 2~3週間後に検査結果が届く
検査キットでは、AGAの将来的な発症リスクをチェックできます。費用は8,000~20,000円程度と、検査キットによって異なります。
検査キットを使えば皮膚科やクリニックへ通院する手間が省けるため、気軽に検査ができます。一方で検査結果を知るのに時間がかかってしまうため、すぐに知りたい方にとっては不向きの方法です。
クリニックでAGA検査を行うまでの流れ4ステップ
AGA検査を受ける方法はいくつかありますが、その中でも精度が高いのがクリニックでの検査です。クリニックでAGA検査を受ける場合の流れは、以下の4ステップです。
- 問診表の記入
- 医師による問診
- カウンセリング
- 治療開始
順番に見ていきましょう。
1. 問診表の記入
最初にクリニックで問診表を記入します。問診表の内容はクリニックによって異なりますが、以下の内容について問われることが多いです。
- 薄毛・抜け毛の多さを自覚した時期
- 発症している部位
- 髪の毛の状況
- 家系に薄毛・脱毛症の人がいるか
- 育毛剤の使用歴
- 治療中の病気の有無
- アルコール・タバコの頻度
医師は記入した内容に基づいて問診およびカウンセリングを行っていくので、できるだけ正確に記入しましょう。
2. 医師による問診
記入した問診票を元に、医師が問診を行います。
医師が気になるところがあれば、深掘りして質問されることもあります。正確な診断を受けるために、できるだけ詳しく回答しましょう。
3. カウンセリング
毛根や頭皮の状態を理解するために、触診による確認が行われます。この段階で薄毛の原因がAGAか否かを診断してくれます。
AGAだった場合は、この後の治療計画や、処方する薬についての説明があるので、忘れずに聞いておきましょう。
4. 治療開始
AGA治療を開始する場合は血液検査を実施し、投薬予定の薬が体質に合うことを確認します。血液検査の結果に問題がないようであれば、薬を処方して治療開始です。
クリニックによっては、症状に応じて投薬以外の治療法を提案されることがあります。その際はかかる費用や治療期間についても、忘れずに確認しておきましょう。
AGA検査を受けられるおすすめクリニック
AGAクリニック選びのポイント
クリニック選びのポイント
- 医師や受付スタッフの対応が親身
- 疑問に感じたことにも答えてくれる
- 必要ない治療を勧めてこない
- 副作用についての説明がある
AGA治療の基礎知識
AGA治療の効果が出始めるまでの期間
治療の効果を感じられるのは、3~6ヶ月かかります。3ヶ月で確実に効果が出る保証はありません。約1年間の継続が求められます。
AGAの主な治療方法は以下の通りです。
治療法 | 概要 |
内服薬 | プロペシアなどで脱毛シグナルを弱める |
外用薬 | ミノキシジルなどを使い。発毛を促進させる |
自毛植毛 | 後頭部の髪の毛を頭皮ごと移植する |
AGA治療では人によっては副作用が起こる可能性があります。
副作用を感じる患者は全体の0.1%〜0.2%と低く珍しいケースです。
医師と相談しながら治療を進めていきましょう。
【起こり得る7つの副作用】 |
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AGA治療にかかる費用
予防(月額の最費用平均) | 4,800円(税込) |
発毛(月額の最低費用平均) | 33,000円(税込) |
※20クリニックから6ヶ月にかかる費用を月額に割り戻し計算しています。
※ご自身の症状によって費用は変動します。
まとめ
抜け毛や薄毛の原因はAGA以外にもあるため、症状が出始めた方は、AGA検査を受けるのがおすすめです。AGA検査は最寄りの皮膚科や検査キットでも分かりますが、専門クリニックで受けることを推奨します。
専門クリニックであればAGAの専門医が対応してくれるので、正確に検査結果を診てもらえます。またクリニックの多くでは検査料が0円で受けられるため、金銭的な心配をする必要がありません。
AGA治療は症状が軽いうちから始めたほうが、期間と費用の負担が少なく済みます。「最近抜け毛や薄毛が気になって…」という方は、お早めにAGA検査を受けるようにしましょう。