クラミジアの感染経路
「クラミジアに感染したかもしれない…」そう不安に思ったとき、「病院に行くのは恥ずかしい」「時間がないから、市販薬でこっそり治せないか」と考える方は少なくありません。
クラミジアは、性器(尿道や子宮頚管)のほか、のど(咽頭)や目(眼瞼結膜)など、様々な部分に感染する可能性がありますが、最も多いのが性器への感染です。
実際、クラミジアは日本で最も多い性感染症(STI)であり、性行為によって誰でも感染する可能性があります。
この記事では、クラミジアの治療における市販薬の有効性について、そして医療機関での正しい治療法について、医師が解説します。
クラミジアに感染した場合の症状の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
セックスだけじゃない?心当たりないクラミジアの感染経路を医師が解説
結論:クラミジアを治せる市販薬はありません
まず結論から言うと、クラミジアを治せる市販薬(ドラッグストアで買える薬)は、日本国内にはありません。
現在日本では、クラミジアの治療に使われる抗菌薬(抗生物質)の処方には医師の判断が必要とされており、薬局・ドラッグストアで個人が自由に購入することができないためです。
ネット通販の「治療薬」はなぜ危険?
インターネットで検索すると、確かにクラミジアの治療薬として販売されているものが見つかるかもしれません。しかし、これらには重大なリスクがあり、絶対に手を出してはいけません。
- 偽造薬・粗悪品の危険:有効成分が入っていない偽物や、不純物・有害な成分が含まれている可能性があり、健康被害を招く恐れがあります。
- 不適切な使用による「耐性菌」:自己判断で薬を飲むと、菌を完全に殺せず、その薬が効かない「耐性菌」を生み出してしまうリスクがあります。
- 診断が間違っている可能性:そもそもクラミジアではなく、別の病気(淋菌など)の可能性もあり、間違った薬を飲むことで症状が悪化することもあります。
医師の診察に基づく適切な薬の使用が、最も安全かつ効果的な治療への近道です。
医医療機関でのクラミジア治療の流れ
では、医療機関ではどのようにしてクラミジアを治療するのでしょうか。一般的な流れは以下の通りです。
1.検査で感染を特定
まず、本当にクラミジアに感染しているかを検査で確定させます。どの検査も痛みはほとんどありません。
- 男性:尿検査
- 女性:膣の分泌物(おりもの)を綿棒で採取する検査
- のど:うがい液の検査
2.抗菌薬(抗生物質)の処方
検査で陽性と診断されたら、抗菌薬が処方されます。症状や妊娠の有無、アレルギーなどを考慮して、医師が適切な薬を選択します。(例:アジスロマイシン(1回で服用終了)、ドキシサイクリン(7日間服用)など)
※【最重要】処方された薬は必ず飲み切りましょう!※
途中で症状が良くなったからといって、自己判断で服用を中止しないでください。菌が完全に死滅していないと、再発したり、薬が効かない「耐性菌」が生まれたりする原因になります。
3.治癒の確認(再検査)
薬を飲み終えてから一定期間(3〜4週間後)をおいて、再度検査を行います。この再検査で「陰性(菌がいないこと)」が確認できて、初めて「治癒=治療終了」となります。
クラミジア治療に関するFAQ(よくある質問)
Q.パートナーも治療が必要ですか?
A.はい、必ず必要です。ご自身が治療しても、パートナーが感染したままでは、性行為によって再びうつし合う「ピンポン感染」の状態になってしまいます。パートナーにも検査と治療を受けてもらうよう、必ず伝えてください。
Q.治療中にセックスしてもいいですか?
A.控えてください。治療中はもちろん、最後の再検査で「治癒」が確認できるまでは、性行為(オーラルセックス、アナルセックス含む)は避けてください。
Q.薬を飲めば、すぐに治りますか?
A.薬は菌を殺しますが、症状が消えるまでには時間がかかることがあります。薬を飲んだからといって、翌日に症状が消えるとは限りません。最も重要なのは、菌が完全にいなくなったことを「再検査」で確認することです。
Q.以前処方された抗生物質の残りや、市販の風邪薬は効きますか?
A.まったく効かない可能性があるほか、非常に危険です。クラミジアに効果のない風邪薬などは論外です。また、他の病気で処方された抗生物質(抗菌薬)が偶然クラミジアに効く可能性もゼロではありませんが、自己判断で飲むと量が足りず、菌を殺しきれずに「耐性菌」を生み出すリスクが非常に高くなります。耐性菌になると、その薬が二度と効かなくなり、治療が非常に困難になります。
Q.妊娠中でも治療できますか?
A.はい、治療できます。妊娠中でも安全に使える抗菌薬がありますので、必ず医師に妊娠中であることを伝えてください。放置すると、出産時に赤ちゃんに感染する(産道感染)リスクがあるため、必ず治療が必要です。
症状に気付いたら早めの受診を
クラミジアは、放置すると男女ともに不妊にもつながる怖い病気です。しかし、市販薬での自己判断は絶対に避け、医療機関できちんと治療すれば完治できる病気でもあります。
何か症状に気付いたり、パートナーの感染が分かったりしたら、なるべく早めに医療機関で適切な治療を受けるようにしましょう。 渋谷駅徒歩0分の立地のクリニックTENでは、平日21:30・土日祝17:30まで受付を行っています。事前にウェブ予約・問診を行っていただくため、クリニックでの待ち時間を短縮することができます。
クリニックTENには、婦人科と泌尿器科の両方の専門医が所属していますので、男女どちらの診療も行うことができます。ご自身だけでなく、パートナーと一緒に同じ病院で治療を受けられます。クラミジア、そして同じく性感染症の原因となる淋菌の両方を、その場で検査・結果を確認してその日に治療できますので、「クラミジアに感染したかもしれない」という場合には、パートナーと一緒にクリニックTENを受診してください。
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来院 / 受診
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受付でクレジットカード・保険証を提出いただきます。医師がいる部屋に患者さまが入る、そのような通常のクリニックとは逆転の発想で患者さまにお部屋の枠を予約していただいてそのまま直接診療室にご案内し、そこに医師がお伺いします。問診表を記入したり、待合室で待つ必要はありません。
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事後決済 診察終了後にお会計を待つ必要はありません。決済については、来院時に登録したクレジットカードから引き落としをおこないます。初回来院時に登録したカード情報をその後も利用可能です。
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診察後には、医師からのコメントを添えた診察内容のまとめを LINE からお送りします。診断病名や、医師のアドバイス、もう一度受診が必要な状況などをいつでも見返すことが可能です。
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参考文献
- 日本性感染症学会. 性感染症診断・治療ガイドライン2016. http://jssti.umin.jp/pdf/guideline-2016.pdf
- 国立感染症研究所. 「性器クラミジア感染症とは」 https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/chlamydia-std/392-encyclopedia/423-chlamydia-std-intro.html
- 東京都感染症情報センター. 「性器クラミジア感染症」 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/chlamydia/