クラミジアに感染したらセックスをしてからどのくらいで症状が出るの?
クラミジア感染症
クラミジア感染症は性行為によって感染する性感染症です。ただし、クラミジアは粘膜に感染します1)。そのため挿入しなくても、パートナーの粘膜と触れ合う機会があればクラミジアの感染があり得ます。
クラミジアの潜伏期間
クラミジア感染症の潜伏期間は男性で1-2週間、女性で1-3週間です。クラミジア感染症以外の性感染症の一つに淋菌感染症があります。淋菌感染症の潜伏期間は2-7日であるのでクラミジア感染症の潜伏期間は長いです1)。また、クラミジア感染症は無症状のことも多いです1)。長期間、感染が持続して感染源となっていることもあります。
クラミジアはエネルギーや栄養を宿主から取得します。クラミジアの形態は2つ存在し、感染型の基本小体と増殖型の網様体があります。基本小体は細胞表面に吸着し、宿主細胞に取り込まれて徐々に大きくなり網様体に成長します。網様体は宿主細胞からエネルギーや栄養を取得し、内部に大量の基本小体を作ります。そして感染した宿主細胞が壊れると基本小体が放出され、他の細胞に感染していきます。この過程は複雑なので増殖に手間がかかります。したがって、一般細菌に比べると増殖能は劣り、潜伏期間が長くなります。また、生体の免疫システムを回避する作用もあり、これも潜伏期間の長期化につながります。
セックス後はどんな症状があるの?
性器関連の症状
クラミジア感染症は症状が出にくいので無症候性感染のことが多いです1)。クラミジア感染症の性器関連の症状には男性では尿道炎や精巣上体炎、女性では子宮頸管炎や不妊が主に挙げられます1)。
尿道に炎症が生じ、漿液性分泌物や排尿痛が生じます。また、尿道にかゆみや違和感が認められることもあります。男性では尿道炎から精巣上体炎を引き起こすこともあります。精巣上体炎になると発熱や陰嚢の痛み、腫れを生じます。男性の5割の人が無症状です。
女性では主に帯下で発症しますが、無症状のことが多いです。治療しないでいると、子宮頚管から卵管や卵巣に達し、子宮頚管炎、子宮内膜炎、卵管炎、卵管周囲炎、卵巣炎、卵管周囲癒着を引き起こします。子宮頚管炎ではおりものの増加や性交時痛が認められます。女性の8割の人が無症状で見逃されることが多く、不妊症や異所性妊娠の原因になります。
性器以外の症状
クラミジア感染症の性器以外の症状には女性の骨盤内炎症性疾患、肝周囲炎があります1)。子宮頚管から腹腔内に侵入したり、炎症がさらに進んで肝臓の周囲に及ぶことがあります。骨盤内炎症性疾患では、腹痛や吐き気、嘔吐、発熱が認められます。さらに、腹部の圧痛や子宮頸部を動かすと、骨盤内に痛みが発生することもあります。肝周囲炎では肝臓の表面から横隔膜下に膿瘍形成が認められ、右の脇腹の上部に強い痛みを生じます。
また、性行為の多様化で、クラミジアが咽頭や直腸に感染することがあります1)。のどの痛みや違和感、肛門のかゆみや膿、血便、腹痛、下痢を認めることがあります。
心配なことがあればクリニックTENを受診しよう
クラミジアは粘膜に感染します1)。クラミジア感染症は無症状のことが多く、気づかない内に感染しているかもしれません。性行為の多様化で症状も様々です。自然に治癒することもありますが、持続感染して不妊につながることもあります1)。したがって、クラミジア感染症を疑ったり、心配したら早めに受診するようにしましょう。
クリニックTENは渋谷ヒカリエのすぐそばにあり、平日は21:30まで、土日祝は17:30まで受付しています。仕事帰りや土日祝の休みにも受診することができます。また、1分で事前ウェブ予約と問診ができ待ち時間はほぼ0分です。受付をしたあとに待ち時間にびっくりすることなく、お仕事の休憩中にも安心して受診できます。
治療に関しても心配いりません。クラミジア感染症と似たような症状を来す疾患に淋菌感染症があります。クラミジアと淋菌に対する治療を受けることができます。クラミジアや淋菌は性行為によって感染します。したがって、パートナーも同時に治療することが大切です1)。当院では婦人科も泌尿器科もどちらも診療可能です。パートナーと一緒に治療することができます。
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予約・WEB 問診回答
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来院 / 受診
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受付でクレジットカード・保険証を提出いただきます。医師がいる部屋に患者さまが入る、そのような通常のクリニックとは逆転の発想で患者さまにお部屋の枠を予約していただいてそのまま直接診療室にご案内し、そこに医師がお伺いします。問診表を記入したり、待合室で待つ必要はありません。
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参考文献
- 日本性感染症学会. 性感染症診断・治療ガイドライン2016. http://jssti.umin.jp/pdf/guideline-2016.pdf