淋菌に感染するとどんな症状が出る?男女別の違いを医師が説明

淋菌に感染するとどんな症状が出る?男女別の違いを医師が説明

淋菌に感染するとどんな症状が出る?男女別の違いを医師が説明

荘子 万可

MARK SOSHI

荘子 万可

MARK SOSHI

医師/日本泌尿器科学会認定専門医

泌尿器科、血液透析科を専門領域として研鑽を積む中で、健康寿命を延ばしより良く生きる (well-being) ことに興味を持ち、男性機能やアンチエイジングに関して造詣を深める。 クリニックTEN では、一般内科外来や健診の他、メンズヘルス外来を担当する

淋菌ってどんな菌?

淋菌とは

 淋菌は細菌のひとつです。粘膜同士が直接触れ合った時にのみ感染する菌なので、性的接触によってのみ感染します1)。したがって、男性では主に尿道、女性では子宮頸管に感染します。そのほか、オーラルセックスやアナルセックスによって、のどや直腸に感染することもあります2)

淋菌に感染するとどんな症状が出る?

男性の場合

 性交渉後2~7日で感染し、症状が出ます。男性は症状が強く出ることが多いです。

・おしっこをする時に痛みがある

・膿のようなものが出る

といった、比較的分かりやすいはっきりとした症状が出て、医療機関を受診する方が多いです。

 まれに感染に気づかず放置してしまったりして、さらに感染範囲が広がることがあります。淋菌が体内のさらに奥に入ってきて、精巣上体炎という状態になってしまうと、

・陰嚢が腫れている

・激痛があり、歩けないほどである

・熱が出る

など、より重い症状が出ます3)

女性の場合

 性交渉後2~7日で感染するのは男性と同じですが、感染しても症状が軽かったり、何も症状がないことが多いのが女性の淋菌感染の特徴です。

 軽い症状が出る場合には、

・おしっこをする時に痛みがある

・膿のようなものが出る

・おりものが増える、膿っぽい、臭いがきつい

・不正出血がある

・性器やその周囲がかゆい

というような症状が代表的ですが3)、なかなか気づかれにくく、女性の場合はなかなか医療機関を受診しようとはなりません。

 しかし、淋菌感染を放置しておくと、体内に感染が広がって、骨盤内臓器(子宮・卵巣など)全体に炎症を起こしてしまいます。症状としては、

・性交渉時に出血がある

・下腹部が痛い(時に激痛になる)

・右のあばら下辺りが痛い

・熱がある

等が見られます。こうなると、不妊や異所性妊娠(子宮以外の場所で赤ちゃんが成長し始めてしまうこと。卵管という細い管状の臓器が破裂したり、他の臓器を圧迫したりする可能性のある、大変危険な状態です)につながりうるので、大きな問題となります。

早めの治療が大切です

 女性の方が症状が出にくいものの、より深刻な後遺症が残りうるのが淋菌感染の怖いところです。もし、男性に症状が出て、淋菌に感染していたことが分かった場合、パートナーの女性も、たとえ症状がなくても高確率で感染していることが考えられます。また、淋菌と同時に感染していることが多いのがクラミジアです。こちらも不妊の原因となる性感染症なので、適切に治療することが大切です。

 クリニックTENでは、淋菌とクラミジアを即日検査治療可能かつ専門医による治療を受けることができます。当院では婦人科も泌尿器科もどちらも診療可能です。パートナーと一緒に治療することができます。何か気になることがありましたら、いつでも受診ください。

参考文献

1) 国立感染症研究所. 「淋菌感染症とは」. https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/527-gonorrhea.html

2) メディックメディア. 「病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症 第2版」

3) 日本性感染症学会. 性感染症診断・治療ガイドライン2016. http://jssti.umin.jp/pdf/guideline-2016.pdf

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